ラピートの板金加工は、お客様よりいただいたご希望の製品形状から3次元データ作成、金型製作、製品加工などすべて社内で一貫して製作することが特徴です。その特徴を生かし、お客様からのご要望によりスピーディーに、よりダイレクトに実現することが可能です。
また、新たな事業として先端複合材料や成形加工に着手し、より高い次元でのご要望にも対応しており
先端複合材料とは、カーボンの事を指します。 カーボン素材は現在最も注目されている素材で、【軽い】【強度が高い】そして【成形の自由度が高い】という正に理想の素材です。 カーボン素材には様々な種類があり、代表的には以下のようなものが存在します。
- CFRP:
- 強度や耐久性が優れている。柔軟性に欠け、再利用が不可能。手作業がメインとなり、その分だけコストが高くなる。
- CFRTP:
- 強度もありCFRPに比べ柔軟性がある。再利用が出来、機械製作も可能だがコストが高いところが難点である。
- GFRP:
- ガラス繊維を用いるので、安価・軽量で耐久性が良い。コストを大幅に削減する事が可能だが、炭素繊維品よりやや重く、強度面で劣る。
- GFRTP:
- GFRPに比べ柔軟性がある。再利用が可能で生産コストも安く、機械製作も可能だが、CFRTPに比べ強度、重量面で劣る。
我が社では、現在アルミホイールの2/3の重量を誇るカーボンホイールを作成中ですが、 実用化は出来るもののコスト面ではかなりの手間と工程数を費やすために実用販売はかなり難しい状態となっております。 そこで、我が社では低コスト、且つ、良品質にするためにCFRTPとGFRTPを配合する事により、 品質が高くコストを削減出来るよう、日夜開発を進めております。現在において、 弊社の事業の大半が試作板金によるものですが、お客様からの最先端のニーズにお応えすべく、 先端複合材料を用いての成形加工へも力を入れてまいります。
通常の鈑金部品等の物作りでは、図面・CADデータを元にして製品を製作します。 しかし、図面・CADデータが無い物でも弊社に御任せください。 対象物をレーザースキャニングする事により、CADデータを作成し複製を製作する事が出来ます。 また、スキャニングした3Dデータは「CAM・データ分析・調査・確認用」などさまざまな用途に応用する事が出来ます。
- 最新のCAD/CAMシステムにより、図面・製品・CADデータ、いずれの場合でも製品化致します。 過去のノウハウのデータ化にも取り組んでおり、最適な工法で迅速な物づくりに対応しています。
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弊社では3次元CAD/CAMを用いた、高精度・高速加工を行っております。
また、夜間の無人運転の実施により、短納期実現・価格競争力の強化に取り組んでいます。 -
技術、知識、経験を生かし多品種、短納期、高品位に対応できる体制が整っています。
60トンから1200トンまで5台の油圧プレス機と50トンNCブレーキプレスなどの設備を取り揃えており、 最適で低コストな製品作りを御提供いたします。
また、ハンドワーク、検具合わせ等の御要望にもお応えいたします。 -
弊社のレーザー加工機は、三次元5軸加工機を使用しており、
立体的な形状の製品を切断できるだけでなく二次元の加工も対応できます。
そして、コンピューターで作製できるオフラインティーチングソフトにて制作スピードを上げるだけではなく短納期の受注にも対応可能です。 - 当社でのASSYは、スポット溶接機、CO2半自動溶接機、TIG溶接機(直流・交流)MAG半自動溶接機を使い分け、 お客様のニーズに適応したモノづくりを心掛けています。 顧客に御満足頂ける品質、技術、短納期を提供できるように対応しています。
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弊社では、より迅速で高精度な製造を期待するお客様のニーズに応えるため、
三次元測定機による検査を実施し品質の保証として検査成績書を添付して製品の納入をしています。
多関節アームの三次元測定機の導入により、複雑な形状の製品や難易な測定箇所も、 正確かつスピーディーに測定できCADデータと測定データとの検査結果の比較検証も可能となりました。
さらに3Dスキャニング機能による形状検査も実施しています。
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CADデータから作製された金型を手作業で修正した後、3DスキャンでCADデータ化することにより、
その金型はマスター金型として定義され、金型の設計変更時には計画通りに製造が実現可能となります。
(効率的に金型の修理・再製作を行う準備として、手作業という経験の必要な工程をデータ化することが大きなメリットとなります。) -
金型を紛失してしまった製品など、図面・データ通りではなく現状の製品をマスターモデルとして複製を希望するお客様のニーズに応えます。
(マスターモデルの複製において、弊社では3DスキャンによるCADデータ化、 金型の構想・モデリング・鋳造・MC加工・プレス成型・レーザー加工・検査といった 一連の業務を取り扱います。) -
市販のパーツを3Dスキャンによりデータ化し、お客様のご希望通りにカスタマイズしたCADデータを作成いたします。
(弊社では、単品加工はもちろんAssy及びAssy治具の構想・設計・加工・組み立て業務も取り扱います。) - 鋳物金型の粗材を3DスキャンによりCADデータ化しダイレクトにCAMシステム出力され、加工データを作成します。
(それによりMC加工時間の大幅な短縮とコストの削減を実現させました。) - 現状のプレス成型品を3D測定することにより、正規データとの誤差を解析し、そり・歪みなどのスプリングバック見込みを可能としました。
(Assy品などの溶接による歪みの解析にも、3Dスキャンは有効となります。) - 鋳造品などの複雑な三次元形状が実際に寸法通りになっているのかを、正規データと比較・検証することができます。